マメコバチ
2024.3.28
こんにちは販売スタッフの小林です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は『マメコバチ』について少しお話しします。
例年、当園では人工受粉を行っています。
人工受粉とは、人の手によりりんごのお花にポンポンと花粉を付けていきます。

このようにひと花ひと花に花粉を付けていくのです
この作業の後に、りんごになる実がいくつか出来上がってきます。

その後、この中から一番形が良く大きくしっかりした良さそうなものを選び、

この蕾が成長し・・・

※秋映の写真です
と、簡単ではありますがこのような流れなのですが、
ここからが本題です
今年は受粉で使用する輸入花粉が少なく、
はじめにお話ししました、マメコバチ
当園では初めてのことなので、色々知ることがいっぱいです
まず、とても働き者のマメコバチ
巣の準備や羽化するまでのちょっとしたお手伝いが必要になります。
はじめは繭の状態なのですが開花時期に合わせ羽化させるようです。
羽化する前の種蜂さんが入っている箱と、この下の写真⇩ヨシ束をリンゴ畑に設置します。
羽化の時期が来ると箱から出てきて巣作りを始めるようです。
そして、花粉を集め⇒巣に戻り⇒花粉を集め⇒巣に戻り⇒たくさん集まった団子状のところへ産卵⇒
産卵が終えると土壁を作り⇒また2つ目の部屋に卵を産み⇒また土壁を作り・・・と
何回か繰り返すようです。とてもよく働く雌蜂です
最後には厚めの入り口栓をするそうです。
外敵から守り卵を大切にしているんですね
この花粉を集めている時に、他の品種の花粉と自然にくっつくことで授精となり、
りんごの実が出来上がるのですね
と・・・、簡単な説明ですみません。
生き物ってすごいですね、生き物が食べ物を実らせる

こんな小さな中に命があるんです・・・

この穴の通りを良くし、綺麗にしました
それはそれはこの数あるので地味ではありますが大変な作業でした
でも、これもすべてりんごが成るように・・・です

マメコバチさんにも頼りますが、人工受粉も行います
今年も美味しいりんごができますように
長々読んでくださり、ありがとうございました。
私は本来、虫が苦手なのですがマメコバチさんにはなんだか興味が湧いちゃいました(笑)

初めて得た知識を簡単にお伝えしたので
伝え間違いがあったらごめんなさい・・・(泣)
またマメコバチさんの様子を今後も載せていきたいなぁと思います