葉とらずリンゴとは?


葉とらずりんごとは、収穫するまで葉を摘まずに栽培したりんごのことです。
果皮が赤い品種のりんごは、“皮の表面に太陽光が当たること”で赤く色づきます。一般的にはムラの無い赤いりんごにするために、通常収穫の1ヵ月ほど前から葉っぱを取る(葉摘み)作業を行っています。
しかし葉っぱはりんごに栄養と甘味を補給する大切な役割があります。
葉を摘めば赤く見栄えの良いりんごになりますが、自然のまま育てたこの「葉とらず栽培」のリンゴはどれも本当においしいリンゴになります。
おぎわら農園では1978年(昭和53年)から先駆けて『葉とらずりんご』栽培をはじめ、その美味しさを地道に伝えることで毎年少しずつお客様が増えるようになり、おかげ様で現在まで続ける事が出来ています。











(※品種によります)
結論!
葉とらず栽培は
\いいことづくめ!/


葉とらず栽培への挑戦 〜 二代目園主
私が農園を引き継いですぐに、『葉っぱはりんごを作る大事なものなのに、とっちゃうなんて…』と、葉を摘むことに疑問を感じ、様々試したりいろいろな勉強を重ねました。
そうして気づいたのは、葉を摘まないりんごは明らかに味が良くなること、さらに樹木自体の状態が良くなり実がたくさん成る(収量が上がる)ということです。


「葉とらず栽培」に確信を得た私は、農園を継いで3年後の昭和53年、すべてのりんごを葉とらずに切り替え、直接お客様へお届けする産地直送の通信販売をスタートしました。あの頃は今のようにインターネットもなく通信販売だけで売ることは困難を極め『あの家今に夜逃げする』と周りから言われたものです(笑)。市場ではその見た目からまったく値段がつきませんし、葉とらずなんてものは売れっこない、と皆が100%思う時代でした。葉とらずりんごを始めてからは友人知人には大変な協力をしていただき、今でも感謝しています。
売るのには大変苦労しましたが、「葉とらず栽培」の美味しさへの確信は年々強くなっていきました。そしてご支持いただくお客様も段々と増え、葉とらず栽培をやり始めて20年、ようやく全てのりんごを売り切ることが出来たのです。そして今、葉とらずりんごの想いを引き継ぎ、息子二人が農園を盛り立ててくれているのが何より嬉しく思っています。
