葉とらずりんごとは?葉とらずりんごって?

“葉とらず”りんごとは、文字通り“葉っぱをとらない”栽培方法で育てたりんごです。

「じゃあ、今までの栽培方法では葉っぱをとっていたの?」

そうなんです。品種にもよりますが、りんごは果実に太陽の光が当たることで赤く色づきます。ムラなく赤いりんごにするには葉っぱが邪魔でした。

しかし葉っぱはりんご本体に栄養と甘味を補給する大切な役割があります。
葉を摘めば赤く見栄えの良いりんごになりますが、葉とらずとの味の違いは歴然です!!
自然のまま育てたこの「葉とらず栽培」のリンゴはどれも本当に美味しいリンゴになると自負しています。

葉とらずりんごが美味しくなる仕組み

『葉とらずりんご』の3つの特徴

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市場ではなかなか手に入らない

葉とらず栽培のリンゴは色ムラが出来るので、市場やスーパーでは流通し難いのが現状です。ですので葉とらず栽培をする農家は、その殆どが自身の販売ルートでお客様に届けています。当園でも葉とらず栽培を始めた昭和53年から、農園直販のみで販売しています。

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味がいいのは間違いない

沢山の葉っぱで沢山の栄養と甘味を限界までリンゴに注ぎ込んでいるので、その分味わいと甘さが濃厚になります。
さらに色むら具合を気にせず、木の上でしっかり完熟させられるので、美味しさと食感が長持ちし、“いつ食べても美味しいリンゴ”となります。(保存状態にもよりますが、サンふじは1~2ヶ月は美味しく召し上がることができます)

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ジューシーで蜜がた~っぷり!

葉っぱが果実を直射日光から守ってくれる効果も生まれ、果実の不必要な水分蒸発を防ぐことができ、葉とらずりんごはりんごとは思えない程ジューシーになります。さらに蜜が入る品種では、葉とらず栽培で蜜入りがとても良くなるのも特徴です。たくさんの葉っぱで蜜の元(ソルビート)をりんごに届けることができるため、当然の結果とも言えます。
(蜜は収穫後しばらく保存しておくと果肉全体に分散して見えなくなります)

葉とらずりんごへの挑戦 ~二代目園主~

 私が先代から農園を引き継いだ昭和50年、日本は経済発展でゆとりのある生活を手に入れ、きれいな住まいや洋服、見た目重視の野菜や果物がスーパーに並ぶようになりました。そしてりんごも例外ではなく、ムラのない真っ赤な見た目が求められていました。
農園を引き継いですぐに、『葉っぱはりんごを作る大事なものなのに、とっちゃうなんて…』と、葉を摘むことに疑問を感じ、様々試したりいろいろな勉強を重ねました。
そうして気づいたのは、葉を摘まないりんごは明らかに味が良くなること、さらに樹木自体の状態が良くなり実がたくさん成る(収量が上がる)ということでした。 

「葉とらず栽培」に確信を得た私は、農園を継いで3年後の昭和53年、すべてのりんごを葉とらずに切り替え、直接お客様へお届けする産地直送の通信販売をスタートしました。あの頃は今のようにインターネットもなく通信販売だけで売ることは困難を極めました。『あの家今に夜逃げする』と周りから言われたもんです(笑)。市場ではその見た目からまったく値段がつきませんし、葉とらずなんてものは売れっこない、とみんな100%思う時代でした。葉とらずりんごを始めてからは友人知人には大変な協力をしていただき今でも感謝しています。

 売るのには大変苦労しましたが、「葉とらず栽培」の美味しさへの確信は年々強くなっていきました。そしてご支持いただくお客様も段々と増え、葉とらず栽培をやり始めて20年、ようやく全てのりんごを売り切ることが出来たのです。
そして今、葉とらずりんごの想いを引き継ぎ、息子二人が農園を盛り立ててくれているのが何より嬉しく思っています。

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おぎわら農園の葉とらず商品

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現代リンゴの最高傑作サンふじ。
美味しいサンふじが“葉とらず”でさらに美味しくなりました。

⇒葉とらずサンふじの詳しい紹介はこちら

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秋映、シナノスイート、シナノゴールドは
長野県オリジナル品種で当園でも人気の一押しりんごです。

⇒りんご三種の詳しい紹介はこちら

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荻原農園直接栽培の葉とらずりんごをたっぷり絞った無加糖・無加水・無香料の100%ストレートジュースは当園自慢のりんごジュースです。

⇒りんごジュースの詳しい紹介はこちら

りんご農家と老舗和洋菓子店「明月堂」がコラボした、こだわりの詰まった『りんごパイ』。荻原農園自慢の「葉とらず紅玉」をたっぷり使用し、サクサクのパイ生地で包みました。

⇒りんごパイの詳しい紹介はこちら